2022-01-01から1年間の記事一覧

ワイン雑感

年末年始と言えば、おせちとお酒。おせち料理にはまぁビールや日本酒が定番なんでしょうけど、おせちなどとは無縁の独り身としては「飲みたい酒を飲む」、これに尽きます。 僕はビールが一番好きではありますが、ワインも好きです。醸造酒はちびちび飲めるの…

2023年にやりたいこと

2022年も年の瀬ですね。 今日は個人的に来年(仕事以外で)やりたいことをリストアップしてみます。 ・深センに旅行する 世界で一番進歩の速い場所ではないかと思う。その空気だけでも吸ってみたい。 ・1日バーのマスターをやる キッチンカーを何台も自作し…

無意味な相槌の重要性 ~それは能の起源なのか~

昨日、ひょんな機会から会社関係の3人(Sさん、Rさん、私)でランチをした。仕事のMTGではなく、ざっくばらんな雑談会みたいな場だったのだけど、僕にとっては濃密な時間だった。 同僚のRさんはエンジニアではなく戦略立案やコミュニケーションのほうが本領…

(理系にこそ伝えたい)思想とは何か

人工知能の進歩が目覚ましいですね。とくに最近発表されたChatGPT、ホント凄いですよね。 人間にしか出来ないと思われていたようなことが次々と人工知能によって実現されていくのを目の当たりにして、今、そして、この先の技術的な進歩が、我々をどのような…

カラオケにハマった

これを書いてるのはお天気の良い日曜日の昼前。今朝も1人でカラオケに行って来た。 きっかけ カラオケにハマりだしたきっかけは、今の会社での生活に慣れてきて気分を変えたいなと考えてた時にふと思いついた「平日の朝、出勤前にカラオケに行く」というアイ…

リゾームにおける切断

短めのブログを頻度高めに書く、っていうの再開したいと思う。 最近読んでる本の一つ*1、千葉雅也先生のこの本が凄くおすすめ。 『現代思想入門』(千葉 雅也):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部 新書ってそれなりにライトで読みやすい内容の本が多く、こ…

概念化とは何か

突然ですが、本ブログのタイトルは「concepturalization(=概念化)」というものです。 パスカルという人が「人間は考える葦である」と語ったことは割と有名な話だと思いますが、「考える」という行為には「言語的な思考」と「非言語的な思考」があります。…

真心があれば気の利いた言葉なんて要らないのかも

この週末は、鎌倉に一泊二日旅行に行ってきました。初日の昼は鎌倉の低い山林のよく舗装された道をハイキングし、江ノ電に乗り七里ヶ浜へ足を運んで浜辺を散策しました。 夕日を背にむけて帰るのが名残惜しくて、沈む陽をみながらほぼ反対歩きで鎌倉高校前駅…

小説の「語り」における人称コントロール、およびモダリティ

僕は文章を書くのが趣味で、こうしてブログを書いたりしてるのだけど、その趣味が高じて小説も書きたくなりチャレンジしてる今日この頃。 僕のブログにおける文章はいわゆる「評論文」的なテイストのものが多く、小説を書くことの難しさに直面してるのが現状…

哲学の意義が分かんなかった高校生時代の俺へ

俺(高校生時代の自分)「人文系とか哲学とか意味なさすぎワロタwww 数学できないから曖昧さに逃げてるだけじゃんwww」 私(今の自分)「ほう。君は数学や物理が好きな理系なのだね。」 俺「そうだけど?哲学とかマジ無駄じゃね?宇宙の究極の物理法則を解き…

人工知能は月食を珍しがれるか

今日は皆既月食があった日でした。会社のみんなもビルの外へ観察しにいってたし、SNS上も薄暗く陰る月の写真でもちきりでした。 月食って見た目の上ではいつもの三日月とかとそんなに違いは無いように思うので犬や猫は気づいてないかもしれません。でも一部…

県境を旅してまわるような

思うところあって、短めのコラムやエッセイを(できれば)毎日UPしていこうと思った次第。 今日は連休明け(カレンダー上は「飛び石」でしたが有給休暇をいただきました)のせいか、午後イチの時間帯が非常に眠く、仕事にならなかったのでオフィスビルにある…

デカルトの賞味期限 ~知における矛盾の復権~

今日のエントリは評論文です。 近代社会の思想的基盤である「論理的思考」に潜む大きなワナについて述べます。 どんどん複雑化する社会 現代社会では技術発展のスピードが年々加速していっているとよく言われます。私もそう思いますしあなたもそういう実感を…

岡本太郎展に行ってきた

今日10/18(火)から東京都美術館で「展覧会 岡本太郎」が開催されています。 僕はもともと岡本太郎氏のファンというわけではなかったのですが、僕はオードリーの若林正恭さんの大ファンで、若林さんが岡本太郎氏を尊敬しているという話を聞いたのがきっかけ…

作文書いてみた

先日、このようなツイートを見かけました。 お恥ずかしながら私自身今回のインターン受入で改めて思い知ったが、国立大学の理系修士にいる人でも日本語作文が壊滅的な人は実在するってこと。これはマジで、入社試験って「その場で作文書かせる」のみでいい気…

コミュ障は治らないけど生きて行ける

本エントリは、僕の10代~30歳手前くらいまでに直面し対処した(僕にとっては)割と大きな人生の課題についてです。*1 小中学生時代から雑談が出来なかった(今でも苦手) 僕は小学校~中学校に掛けて、「自分から話しかける」ことが出来ない人間だった。話…

運動生理学とダイエット

ビールの飲みすぎなのだろう、最近おなかが膨らんできてヤバいと思い、ジム(文京区総合体育館トレーニングセンター)に通い始めて1か月ちょっとが経った。体重は2キロほど落ちたような気もするが、±2キロくらいなら身体の水分量で容易に変動しうるので誤差…

数式を使わないTransformerの解説(前編)

2023/3/23 追記: こちら半年以上前に執筆したもので、その後私の理解も進んで内容的に更新したいところが結構あるため、近日中に非公開とさせていただき,更新後に再公開させていただくつもりです。現時点での本記事の内容は、大きく間違ってはいないけどち…

父のカセットテープ

高校生になった頃から、僕は父のことが嫌いになった。理由なんてない。いわゆる反抗期というやつだ。 父もそれを分かっていたのか、高校生の時以降、僕を避けるようになった。何か僕に言いたいことがあるときは必ず母の口を通して伝言してくるのだった。そん…

コロナについて調べた

私はまだコロナに掛かっていないのですが水際一歩手前で踏みとどまってる感じがするので少しググってみました。 一回掛かったら2度目は掛からないのか? → No コロナには大きく分けて従来型、デルタ型、オミクロン型の3タイプがあるらしく、タイプが違えばそ…

最近知ったこと(雑学シリーズ No.1)

ブログネタとして雑学コーナーをやってみようと思う。 樹木には筋肉など無いのになぜ地中から水を吸い上げられるのか クソ暑い中で街を歩いてると、目に入る街路樹たちが気分を和らげてくれる。雨の日に土に浸みた水分を、木々たちはこうした晴れの日にも吸…

ゲルハルト・リヒター展に行ってみた

こないだの土曜日、東京国立近代美術館で開催中のゲルハルト・リヒター展に行ってみました。 皇居周辺は美しい 日差しギラギラの汗ダラダラになりつつ生まれて初めて訪れた国立近代美術館は、コンクリートの角張った造形で典型的な近代建築といった趣の建物…

ダイエットが必要なのは人類がいまだに飢餓だから

仕事から帰って、クーラーを効かせた部屋で缶ビールをゴクり、柿の種を一つまみ口に放り込み、ってのを交互に繰り返す金曜の夜。 柿の種に限らず庶民の味方である安価な食べ物の多くは炭水化物である。それが安価なのは、20世紀中ごろに世界中で起きた「緑の…

ニートからフルタイムになって

最近ニート(プラスな言葉でいうと悠々自適フリーランス)をやめて会社に入って、 「生活スタイルやワークスタイルが変わったのに、すぐ対応できるものですか?」 ってことをよく聞かれる。 この問いにちゃんと答えるのはすごく時間が掛かるのでいつも適当に…

エンジニアが美術展に行くべきたった一つの理由

コロナだし、梅雨だし、できれば外出したくない今日この頃ですよね。 だからこそ、特に「実物」を目にしたり体験したりするイベントに限ってはフットワーク軽く参加したいって思いませんか? 実物を体験するといっても、音楽のライブ、落語・歌舞伎・能など…

情報航海時代における勉強スタンスの自己分析について

先日このようなツイートを見かけました。 いまや人類史上もっとも簡単かつ安価に学ぶ教材をネットから得られる時代になった(とくに情報系).. ということは人類史上もっとも過酷に各自の学習能力が問われてしまう.. — Jun Rekimoto : 暦本純一 (@rkmt) 2022…

Web3について ~それは大喜利なのだ~

Web3、バズりまくってますねぇ~。 一言でいえば、「真に分散システム化したWeb」ってことになると思うのですが、「じゃあ分散システムがどうビジネスに結びつくのか?」というのがまた分かりにくい。 ブロックチェーンやNFTという基盤技術がこなれてきたこ…

小説家になるために(1)

表題のテーマ、不定期連載エントリとして今後やっていきます。 就職が決まり、入社まで少し時間があるので以前から取り組んでみたかった「小説を書く」にチャレンジすることにしました。 とりあえず作品を書かなければならないわけですが、ただ気ままに文章…

赤字国債に対する誤解

デフレが続いて久しい我らがニッポン。 所得を上げないことにはデフレ解消は難しいのでしょうが、そのためには需要を作りださねばならず、そのためには中央政府による公共投資が不可欠です。 それに対するよくある懸念点は 「それはわかる。でも、大きな財政…

他人に嫉妬しがちなときに見るべき一枚の図