40代における「記憶力」について
私は今43歳。立派な中年です。
40代以降は記憶力が衰える、といった言説をよく目にしますが、それはある面では正しいし、別の面では正しくないと私は思います。
むしろ記憶力は良くなる
特に私が強調したいのは、歳を重ねるにつれ「新しいことを知る(理解する)スピード」はどんどん速くなっているという実感があることです。それは「新しいこと」といっても、過去の経験や知識に照らし合わせて、それらとの類似点や相違点などを吟味するだけで理解できるケースが圧倒的に多いからなのでしょう。
もちろん、全く過去の知識が役に立たない、本当に新しい考え方に出会うケースがゼロなわけではありません。私がビットコインの仕組みについて初めて学んだときは、「分散システム」に関する知識が乏しかったので腑に落ちるまで(システム全体の動きが脳内イメージとして動いてそのどの部分にも疑問が生じないようになるまで)かなり時間がかかりました。
じゃあ加齢とともに何が悪くなる?
私の実感ベースでいうと、「知って(理解して)いるはずのことを思い出す」スピードが格段に落ちました。
「この場合はね、あの〜あれ。あのやつ。(あ〜もどかしい、ちゃんと理解してるはずなんだけどなぁ、、パッと思い出せないや)」
みたいなケースが本当に増えました。そうすると、お客さんと話す時(=相手の貴重な時間を拘束しているとき)など、短時間でパッと出てくることがバリューになるような場面での悪影響が少し出てきたりします。
それでも、日常的によく話したり使ったりしている事項については歳をとっても突然失念したりすることはないです。あくまでも、普段あまり思い出さないようなことを思い出すときに、すぐ出てこないという話です。若い頃はそういったこともすぐに思い出せていたので、それで歳をとったなぁと自分は感じます。
ソフトウェア開発職における良し悪し
私が主に従事するソフトウェア開発の仕事では、設計が重要タスクの一つになります。これはある程度時間を掛けてでもクオリティの高いものを生み出すことがバリューになるので、必要な知識を思い出す時に少し多めに時間がかかってしまっても、ほぼ全く問題ありません。
コーディングについても、多少多めに時間が掛かってしまったとしても、バグのない高品質なコーディングをすることが大切なので、ある程度の作業時間増も許容範囲内であることが殆どかと思います。
なので総合的に考えて、少なくとも私の従事するソフトウェア開発職については、40歳代における加齢は特にディスアドバンテージにはならないかな、と思います。
これが50代になったらまた変わってくるのでしょうか。
なってみないとわからないところではありますが。
ちょっとぶつ切りなエントリになってしまいましたが、今日はこの辺で。
ではまた。