Web3について ~それは大喜利なのだ~

Web3、バズりまくってますねぇ~。

 

一言でいえば、「真に分散システム化したWeb」ってことになると思うのですが、「じゃあ分散システムがどうビジネスに結びつくのか?」というのがまた分かりにくい。

 

ブロックチェーンやNFTという基盤技術がこなれてきたこともあり、「真に分散システムとしてのWeb」が技術的には現実味を帯びてきました。

 

しかし、何か人や企業を大きく動かす強烈なインセンティブ構造を持った(ビジネス)モデルがあるのかといえば、今のところ無さそうに思います。

 

Twitterの創業者ジャックドーシーは以下のようにツイートしています。

 

平たくいえば「Web3とはベンチャーキャピタルやその投資先がオーナーシップを持つ分野であって、公にみんなで作っていくようなものではない」という主旨の発言をしています。

 

私も全くその通りだと思います。

 

Web3に限らず多くのバズワードというのは、「技術的なケイパビリティが出揃ったとき、それを近未来を切り開く具体的なシステムやビジネスモデルとして具現化するためのスローガン」として掲げられることが多いと思います。

 

Web3もそんなスローガンの一つにすぎませんが、その中でもWeb3という言葉はその「目標地点の見えなさ」がダントツに強いように思います。

 

つまり、実現手段としての自由度が非常に高い。そうやって自由な回答の中から質の良いものを選び取る営みといえば、、、

 

そう、これは大喜利なのです。

 

だから、Web3についての正解を見つけようとしても無駄だし、技術についても学ぼうとしても要素技術は既に出揃っているので各技術を単体で吟味してもそこに新しいものは何もありません。

 

だから、Web3について考えていくうえで大事なのはボケです。本当に自由に、Webが分散化して中央サーバの無い世界になったらという前提で、突拍子もないことでも何でもいいから自由に発想する、それがWeb3について現在のステータスにおいて考える際に本質的に重要なことだと思います。

 

本記事は、「主張はあるけど、具体的には何も言ってない」エントリになってしまいました。

 

でも仕方がありません。Web3とは、そういうものなのですから。

ではまた。