最近知ったこと(雑学シリーズ No.1)

ブログネタとして雑学コーナーをやってみようと思う。

 

樹木には筋肉など無いのになぜ地中から水を吸い上げられるのか

クソ暑い中で街を歩いてると、目に入る街路樹たちが気分を和らげてくれる。雨の日に土に浸みた水分を、木々たちはこうした晴れの日にも吸い上げてくれるから水やりをしなくても緑の葉をめいっぱいに日差しの下に広げていても干からびることがない。

 

それにしても樹木は動物のように筋肉もないのに、どうやって地中から水をあんな高いところまで持ち上げられるのだろう?と、不思議に思ったのでネットで調べてみた。答えはちょっとググるとすぐに出てくる。

 

www.kanzo.com

 

まず木の根っこがどうやって土から水分を取り込むのかといえば、浸透圧だそうだ。それは分かる。そうやって取り込んだ水分は、浸透圧によって生じた差分だけ水圧が生じる。それを根圧というのだそうだ。もちろん根圧だけではてっぺんまで広がる枝葉に水を持ち上げることは出来ない。

 

しかし葉に含まれる水分は熱を取り込むことで水蒸気となって空中へ放たれる、つまり蒸散が行われる。それによって生じる減圧が下から水分を引き上げる力になるという仕組みなのだそうだ。

 

だから端的に言えば日光や外気が持っている光や熱のエネルギーを動力源とする蒸気機関のような仕組みってことになる。なるほど、思ったより面白い結論だった。

 

日本のインドネシア外交は今どういう状況なのか

故・安倍元首相時代に発足したQuad体制は、日本、アメリカ、インド、オーストラリアからなっている。地理的・経済的な対中国体制としてアジアにおける一定の存在感を示していると思う。インドはこれから大きくなる国であることは明白だし、オーストラリアはこの地域における最大級の資源国だ。

 

しかしアジアにおける対中国体制を考える上で、現在の経済規模と今後見込まれる成長度が著しく大きな国がもう一つある。それはインドネシアだ。インドネシア民主化されてまだ20年くらいの国であり、その期間はインターネットの普及と並行している。この間、この国のGDPは5倍以上になった。人口は日本の2倍以上。ASEANトップの国である。

 

したがって、インドネシアも「今後ものすごく伸びる国」である。では日本の対ASEAN外交はどうなっているのだろう?ググるとすぐ出てくる主要ニュースは次のものだ。

 

www.sankei.com

 

つまり、インドネシアをはじめとするASEAN各国の目はどちらかといえばQuadよりも中国に向いている。Quad体制が強固なものになるとしても、地理的に中間に位置するASEANとの関係が良好でなかったらその恩恵は目減りしてしまうのではないかと単純に思ってしまう。

 

穀物カロリーに頼れない狩猟採集時代の人類はどんな栄養を摂っていたのか?

農業の進歩によって穀物供給量が飛躍的に増大したが、それがもたらした一番の恩恵は新生児の生存率の飛躍的な向上だと思う。母乳と牛乳の差は主に糖質であり、穀物の安定供給は安価な乳児用ミルクの供給を可能にする。(もちろん現代の市販ミルクではさらに様々な栄養成分が添加されている)

 

しかし糖質由来のカロリーは成人にとって必ずしも必須栄養素ではないかもしれないと最近私は感じるようになった。現代人の生活習慣病は糖質中心の食生活に起因すると思われるからだ。実際にそういう学説は有力なようである。

 

農業を発明し実践してから人類はそれほど時を経ていない。かなり長い間、狩猟採集の生活だったからだ。では具体的にどのくらいの間なのだろうか?

 

調べてみると、サルやチンパンジーから日常的に二足歩行する動物として分岐したのが約600万年前。ホモ・なんとかという名前で焚火したり簡単な道具を使ったりする種族が現れたのが250万年前、そして我らが種族ホモ・サピエンスが誕生したのが20万年前。農耕・牧畜が始まったのが約1万年前、文明が始まったのがその半分の約5千年前。

 

つまりホモサピエンスが誕生した20万年前から農耕牧畜が始まる1万年前にいたる間の、約19万年間が答えというわけだ。

 

ではその19万年の間、何でカロリーを摂っていたのだろう?ググってみると割とすぐに答えは見つかる。端的に言えば「肉(骨髄を含む)」と「でんぷんなど(糖質)」なのだそうだ。しかも地域差や季節差がとても激しく、肉中心になることもあれば、でんぷん中心になることもあるのだという。つまり、もともと人類の身体はそれなりに糖質中心の生活に対する耐性を備えていたというわけだ。

 

肉ばっかり食べても大丈夫という人もいれば、ご飯を食べすぎて糖尿病になってしまう人もいる。民族ごとの傾向はあれど、現代にいたるまで混血が進んだことで同じ地域における個人差もそれなりに大きくなっているんだろう。

 

では以上のことから日々の食生活を狩猟採集時代に近づけて生活習慣病予防につなげることは出来ないだろうか?と考えると、次のようなまったくもって目新しくない帰結が得られる。

  • 運動をしっかりする。狩猟採集には体を動かすことが不可欠である。
  • 肉類と穀類をバランスよく摂る。自分に合う栄養比を見つけるべき。

 

というわけで

こんなめんどくさいエントリ誰が読むんだ?というのがここまで書いた自分の所感。

ではまた。